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人間革命(にんげんかくめい)

自分自身の生命や境涯をよりよく変革し、人間として成長・向上していくこと。戸田先生が理念として示し、池田先生が信仰の指標として展開した。人間革命とは、現在の自分自身とかけ離れた特別な存在になることでもなければ、画一的な人格を目指すことでもない。万人の生命に等しく内在する、智慧と慈悲と勇気に満ちた仏の生命を最大に発揮することで、あらゆる困難や苦悩を乗り越えていく生き方である。
日蓮大聖人は「冬は必ず春となる」(1253㌻)、「大悪を(起)これば大善きたる」(1300㌻)などと、人生において直面するいかなる困難をも前向きにとらえ前進するバネとしていく変革の生き方を説いている。
池田先生は、小説『人間革命』に「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」と記している。