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「報恩抄」(ほうおんしょう)

建治2年(1276年)7月、日蓮大聖人が身延から安房国(千葉県南部)清澄寺[せいちょうじ]の故師・道善房[どうぜんぼう]の追善供養のため、浄顕房[じょうけんぼう]・義浄房[ぎじょうぼう]のもとへ送られた書(293㌻)。五大部の一つ。真実の報恩について明かされている。▷清澄寺/道善房/浄顕房/義浄房