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上慢の四衆(じょうまんのししゅ)

法華経常不軽菩薩品第20で、礼拝する不軽菩薩を軽蔑し、迫害した比丘出家の男性)、比丘尼出家の女性)、優婆塞在家の男性)、優婆夷在家の女性)のこと。「上慢」とは増上慢のこと。上慢の四衆は、不軽菩薩が自分たちに「成仏できるでしょう」と言ったことを「偽りの授記」(法華経558㌻、通解)であるとして、不軽菩薩を罵倒し、杖や木で打ち、瓦や石を投げつけた。そのため1000劫の間、阿鼻地獄に堕ちて大苦悩を受けたが、逆縁により救われた。▷不軽菩薩/杖木・瓦石/瓦石