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五戒(ごかい)

古代インドで仏教者として万人が守るべきものとされた行動規範。在家の持つべき5種の戒。①不殺生戒[ふせっしょうかい](生き物を殺すことを禁ず)②不偸盗戒[ふちゅうとうかい](他人の物を盗むことを禁ず)③不邪婬戒[ふじゃいんかい](自分の妻・夫以外との淫を禁ず)④不妄語戒[ふもうごかい](うそをつくことを禁ず)⑤不飲酒戒[ふおんじゅかい](酒を飲むことを禁ず)の五つをいう。これは、ジャイナ教の出家者が守るべき五つの戒(マハーヴラタ)と通じあう。マハーヴラタは、アヒンサー(不殺生・非暴力)、サティヤ(不妄語)、アステヤ(不偸盗)、ブラフマーチャーリヤ(不婬)、アパリグラハ(無所有)である。▷戒