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仏法西還(ぶっぽうせいかん)

仏法が東の日本から西の中国・インドへと帰っていくこと。月氏との別称のあるインドから、釈尊の仏法が月の動きと同様に、次第に東に流布した「仏法東漸[とうぜん]」に対して、日蓮大聖人の仏法は、太陽の動きと同様に東の端の国である日本から流布して西へと還[かえ]っていくことをいう。「顕仏未来記」には「月は西より出でて東を照し日は東より出でて西を照す仏法も又以て是くの如し正像には西より東に向い末法には東より西に往く」(508㌻)とある。