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俘囚の嶋(えぞのしま)

「えぞ」は古代に東北地方から北海道にかけて住み、朝廷に服従しなかった人々で、アイヌ民族とは限らないと考えられている。「俘囚[ふしゅう]」は「とりこ、捕虜」の意であり、「えぞ」のうち大和朝廷に抵抗したものの結局は帰服した者をさす。「開目抄」(216㌻)では都の文化を知らない辺地の意味で用いられていると考えられる。