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味・浄・無漏の三静慮(みじょうむろのさんじょうりょ)

『俱舎論』に説かれる三等至(味等至・浄等至・無漏等至)をいう。①味等至(根本味禅)は、貪愛と相応して起こる禅定。②浄等至(根本浄禅)は、煩悩による心のけがれがまだある中での善心と相応して起こる禅定。③無漏等至(出世間禅)は、煩悩による心のけがれがない智を得るための禅定のこと。