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因縁所生法の四句の偈(いんねんしょしょうぼうのしくのげ)
具体的には
『中論』の「
因縁所生法は、我即ち是れ空なりと説き、亦名づけて仮名と為し、亦
中道の義と名づく」の4句。「原因があって生ずるものを、空であると説く。これは仮であり、
中道である」との意。
空仮中の三諦が説かれていると解釈される。ここでは
天台大師智顗の
『法華玄義』巻2上で引用された文によったが、
吉蔵(
嘉祥)の
『法華玄論』などを参照すると、論書によって語句に若干の異同がある。なお『大正新脩大蔵経』では「衆
因縁生法は|我即ち是れ無なりと説く|亦是を仮名と為す|亦是
中道の義なり」(第30巻33㌻)と記されている。▷
三諦