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大夫の律師(だいぶのりっし)

生没年不詳。鎌倉時代の僧・良賢[りょうけん]のこと。評定衆・三浦義村[みうらよしむら]の子。『吾妻鏡』によると、弘長元年(1261年)6月25日、幕府に対して謀反の企てがあったとして捕らえられた。これより先、三浦氏一族は宝治元年(1247年)に義村の子、泰村[やすむら]に謀反の企てがあったとして攻められ、一族滅亡の処罰を受けていた。良賢はこの時、僧籍にあったため、罰せられなかったと思われる。