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度美長(とみのおさ)

「報恩抄」(317㌻)に見える。日本神話に出てくる長髄彦[ながすねひこ]のこと。古代、大和地方にいた豪族とされる。登美能那賀須泥毘古[とみのながすねひこ]ともいう。『日本書紀』によると、神武天皇の東征の時、天皇に敵対して孔舎衛坂で戦い、天皇の兄・五瀬命[いつせのみこと]を負傷させた。しばらくして五瀬命は没し、その後、長髄彦は鵄邑で皇軍に撃たれたという。▷神武天皇