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引正王(いんじょうおう)

サンスクリット名はサーティヤヴァーハナで、娑多婆訶[さたばか]と音写される。釈尊滅後700年ごろの南インドの憍薩羅[きょうさつら]国(コーサラー)の王。竜樹(ナーガールジュナ)に帰依大乗仏教を保護した。「撰時抄」では「印生王」(290㌻)と記されており、これは引正王の音を取ったものと思われる。