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白癩病(びゃくらいびょう)

皮膚が白くなる癩病。鎌倉時代の「癩病」は特定の病気を指すものではなく、当時にとって重篤な皮膚病全般を含んだもの。法華経普賢菩薩勧発品第28には「もしこの経典を受持する者を見て、その欠点を言い立てれば、そのことが事実であろうとなかろうと、この人はその一生のうちに白癩病になる。……このようなわけで普賢よ、もしこの経典を受持する者をみるならば、仏を尊敬するように、起ち上がって遠くから迎えるべきである」(法華経677㌻、通解)と説かれている。なお、法華経のサンスクリット本では、この箇所は「まだらになる」という意味の言葉で、特定の病気を指しているわけではない。▷癩病