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荘王(そうおう)

?~紀元前591年。中国・春秋時代の楚[そ]の覇者。春秋五覇の一人。楚は中国南部で覇権を握り北方に進出し、晋を破って華南一帯を征服した。しかし荘王の覇道は非道な面が強かった。当時、周は有名無実な小国であったが、諸侯はその徳を尊重していた。しかし荘王は南方から進出したため、その徳を敬う心がなく、周の定王[ていおう]の使者に周室の「鼎[かなえ]の軽重を問う」たことで有名。荘王の死後、楚の勢いは一時衰えた。