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迦盧提(かるだい)

サンスクリットのカーローダーインの音写で、迦留陀夷とも書く。仏弟子の一人。『十誦律』巻17には次のように記されている。迦盧提は舎衛城(シュラーヴァスティー)で淫欲を諫め戒を持つべきであると説法をしたが、ある婦人が賊の首領と密通していることが迦盧提に知られたと思い込み、婦人が迦盧提を騙して招き、賊に殺させた。その首は切られて馬糞にうずめられたという。