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雖学仏教・還同外見(すいがくぶっきょうげんどうげけん)

「仏教を学すと雖[いえど]も、還[かえ]って外見に同ず」と読む。仏教を学んでいながら曲解し、かえって外道と同じ考え方に陥っているということ。『摩訶止観』巻10上に三種の外道を説く中、第3の学仏法の外道を明かした部分の趣意。「一生成仏抄」(383㌻)では、自身の心の外に成仏への道を求めてしまう者をさしている。▷学仏法成