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常啼菩薩(じょうたいぼさつ)

般若経に説かれる菩薩。薩陀波崙菩薩とも。身命も財も惜しまず、自らの骨肉を切ってまでして、般若波羅蜜の教えを聞こうと善知識を求めた。常啼という名の由来について『大智度論』には諸説挙げられており、例えば、幼い時に喜んで泣いたから、悪世に衆生貧窮憂苦するを見て悲泣するから、仏道を求めるからなどとする。