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鷸蚌の争い(いっぽうのあらそい)

「漁夫の利」のこと。『戦国策』にある説話に基づく成語。鷸(シギ)と蚌(カラス貝あるいはハマグリなど)が争っているうちに、漁夫に両方ともつかまってしまったということから、争うことが共倒れになり、第三者を利することをいう。「兵衛志殿御返事」には「内より論出来れば鷸蚌の相扼も漁夫のをそれ有るべし」(1108㌻)と説かれている。