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昭王(しょうおう)

生没年不詳、紀元前10世紀ごろ。中国・周の第4代の王。伝承によれば、昭王の在位24年目の4月8日夜、河川や井池に水があふれ大地が震動して、天に五色の光が現れ西方にまで行き渡った。そこで昭王が臣下の蘇由[そゆう]に問うたところ、蘇由は西方に偉大な聖人(=釈尊)が生まれ、1000年後にその聖人の言葉がわが国に伝わるだろうと答えたという。この伝説は現存しない『周書異記』にあるものとして仏教史書『仏祖統記』などに紹介され、釈尊の誕生の時期が推測されている。「開目抄」(225㌻以下)などで引用されている。