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栴檀(せんだん)

仏典にみえる栴檀とはビャクダン科の白檀[びゃくだん]のことで、インド原産の香木。高さ7~10メートルに達する常緑高木で半寄生生活をする。香気を発し腐らないので、仏像・仏具などの材料や、医薬・香油の原料として使われる。なお、栴檀の木は火に焼けないとの伝承があったとされるが、出典は不明。ある仏典には栴檀の香を身に塗れば火に焼けないとある。