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清浄法行経(しょうじょうほうぎょうきょう)

近年の研究では中国撰述とされる。1巻。中国では人々の機根が悪く教化しにくいので、仏はまず三人の弟子を派遣し、摩訶迦葉老子、光浄菩薩[こうじょうぼさつ]は仲尼孔子)、月明菩薩[がつみょうぼさつ]は顔淵と呼ばれ、中国の人々を教化するだろうと説かれている。日蓮大聖人「開目抄」(187㌻)で『止観輔行伝弘決』における引用に従い、月光菩薩[がっこうぼさつ]が顔回、光浄菩薩が仲尼迦葉菩薩が老子として中国に出現するとされている。