このサイトは、日常的に日蓮大聖人の仏法を学ぶための教学用語検索です。一人一人の教学研鑽をはじめ各種学習会、講義で活用できるよう、解説には平易な表現を用い、御書や法華経を参照できるよう努めました。編集方針は、以下の通りです。
- 収録語句の選定
-
- 一、SGI(創価学会インタナショナル)会長・池田大作先生の講義をはじめとする創価学会の教学著作、また座談会拝読御書や研修教材の解説をもとに、日常的な教学研鑽に資する重要語句を中心に収録した。
- 一、仏教の法理および関連する用語、宗教一般、思想、哲学、歴史に関する主要項目を収めた。具体的には以下の通り。
- 『新編 日蓮大聖人御書全集』(創価学会版)に記載されている語句のうちの主要なもの。
- 『妙法蓮華経並開結』(創価学会版)に記載されている語句のうちの主要なもの。
- 日蓮大聖人が御書の中で引用された天台大師、妙楽大師、伝教大師などの論書における主要な語句。
- 仏教一般の教義・用語・歴史などの主要なもの。
- 他宗教、哲学、歴史などの語句・人物のうち特に御書と関係する重要なもの。
- 日蓮仏法の教義をもとにした創価学会の用語の一部。
- 見出し語
-
- 一、収録語の総数は、見出し語としては約3000。データは随時更新していく。
- 一、まず見出し語を示し、次にかな見出しとして読み方をひらがなで示した。
- 一、見出し語は、かな見出しの五十音順に配列した。
- 一、ウェブサイト上で表示できない外字については〓とし、直後に()内で、表示可能な文字を用いて説明した(見出し語・解説文)。
- 解説文
-
- 一、解説を他項にゆずる場合は▶で送り先を示した。
- 一、参照項目は▷で送り先を示した。
- 一、同語で用例が大きく異なるものに対しては、解説文行頭に❶❷……を用いて区別し解説した。
- 一、本文中で便宜上、項目を整理するために①②……を用いた。
- 一、本文には読みがなを適宜、[○○]で示した。
- 一、解説が長文になる場合、【】で囲んだ見出しを用い、あるいは改行するなどして、内容を整理した。
- 一、御書名は「」で、論書名・律典名および一般書名は『』で囲んだ。
- 一、典籍の引用は「」で示し、漢文体のものは訓読した。参照として、御書全集における引用ページ数を(○○㌻で引用)で示した。
- 一、御書の引用は、『新編 日蓮大聖人御書全集』(創価学会版、第266刷)を(○○㌻)で示した。参照指示のみの場合はページ数を(○○㌻)で記した。御書全集の原文で割注となっている箇所は、〈○○〉で示した。また、原文の読みがなと漢字ルビは原則として省略したが、読解の便をはかり(○○)で示した箇所もある。
- 一、『編年体 日蓮大聖人御書』(創価学会版、第45刷)からの引用は(編○○㌻)で示した。参照指示のみの場合はページ数を(編○○㌻)で記した。
- 一、法華経の引用は、『妙法蓮華経並開結』(創価学会版、第2刷)を(法華経○○㌻)で示した。参照指示のみの場合はページ数を(法華経○○㌻)で記した。偈の引用中で1文字空きがある箇所は、|に置き換えた。
- 一、日寛上人による御書の文段の引用は、『日寛上人文段集』(聖教新聞社刊)を(文段集○○㌻)で示した。参照指示のみの場合はページ数を(文段集○○㌻)で記した。
- 一、引用文中に改行がある場合、/をその箇所に入れて、改行は施さなかった。
- 一、引用文中の注は、(=○○)で示した。
- 一、編者が引用文中で中略した箇所は、……で示した。
- 一、引用文中の促音・拗音のひらがなは、原則として小文字とした。
- 一、年月日の表示については、鎌倉時代の暦は太陰太陽暦であり、現代の暦(グレゴリオ暦)とは1カ月前後、日付がずれている。また閏月が用いられている年もある。よって、年については1年ごとに西暦と対応させ、月日は当時の日付のまま用いた。改元の年は新元号を用いた。
- 一、日蓮大聖人のご年齢は、数え年で示した。門下たちもこれに準じた。
- 一、本文中で頻繁に用いる語句で説明を要するものを以下に挙げる。
- 音写[おんしゃ]:ある言語の音を他の言語で書き写すこと。このサイトではサンスクリットの語の音を漢語を用いて書き写すこと。
- 音通[おんつう]:漢字表記のさい、同一音の他の漢字を用いること。例)濮陽と撲揚
- サンスクリット:古代インドの文章語。中国や日本では梵語と呼ばれる。仏典の編纂・伝承に用いられた。
- 涅槃経:大乗経典の大般涅槃経と初期経典の大般涅槃経の2種があるが、特に断りがないかぎり大乗の涅槃経を指すこととする。
- 一、創価学会の三代会長の表記については敬称を用い、初代会長の牧口常三郎先生は「牧口先生」、第2代会長の戸田城聖先生は「戸田先生」、第3代会長(SGI会長、名誉会長)の池田大作先生は「池田先生」とした。
- 読みがな
-
- 一、見出し語の読みがなは、日蓮大聖人の御在世当時の読みの習慣に基づいたうえで、現代かな遣いで表記した。
- 一、仏教用語については仏教一般の伝統的な読み、一般用語については現代語の読みとした。
- 一、なお、このサイトにおける読みは一定の規則に基づいた標準的な読みを便宜上用いているが、意味が大きく異なる場合を除いては、このサイトと違う読みを用いても教義上の誤りということではない。例外として、創価学会で慣用となっている読みを用いたものがある。
2017年9月