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いた(痛)ひとかゆ(痒)き(いたいとかゆき)

「撰時抄」(288㌻)にある。痛痒のこと。日寛上人は『撰時抄愚記』で、この御文を「かけば痛し、かかねば痒し」(文段集310㌻)と解釈し、自界叛逆難他国侵逼難という日蓮大聖人の予言が付合すれば国は滅んでしまうし、付合しなければ大聖人法華経の行者であることが明らかにならないことを意味するとしている。