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スッタニパータ(すったにぱーた)

現存する仏典の中で最も早く編纂されたと推定される経典の一つ。スッタニパータとはパーリ語で「経の集成」という意。釈尊の言行が弟子との対話を中心に収められ、後代に教理的に体系化される以前の仏教の状況をうかがい知ることができる。詩と散文からなり、詩の部分はアショーカ王(紀元前268年)以前に成立したと考えられている。