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主師親(しゅししん)

一切衆生が尊敬すべき主徳・師徳・親徳の三徳のこと。①主徳は人々を守る力・働き。②師徳は人々を導き教化する力・働き。③親徳は人々を育て慈しむ力・働きをいう。日蓮大聖人「開目抄」の冒頭で「夫れ一切衆生の尊敬すべき者三あり所謂主師親これなり」(186㌻)と提示された上で、「日蓮は日本国の諸人にしう(主)し(師)父母(親)なり」(237㌻)と結論され、下種仏法を弘通する御自身が末法衆生にとって主師親の三徳をそなえられた末法の御本仏であることを明かされている。▷末法の御本仏/「開目抄」