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元品の無明(がんぽんのむみょう)

無明とは、根本の煩悩の一つで、生命にそなわる根源的な無知。特に自らをはじめ万物が妙法の当体であることがわからない、最も根源的な無知を「元品の無明」という。「治病大小権実違目」には「元品の無明第六天の魔王と顕われたり」(997㌻)と述べられ、元品の無明が現れて正法を妨げる障魔の働きとなることを示されている。▷第六天の魔王/無明