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弘演(こうえん)

中国・春秋時代、衛[えい]国の懿公[いこう]に仕えた忠臣。「公胤」(186㌻)は、音が似通う文字で表記されたもの。『韓詩外伝』などによれば、弘演が使者として国外に出かけている間に、異民族が衛国を攻め主君の懿公を殺してその肝臓だけを捨て置いた。弘演は天を仰いで号泣して悲しみ、自らの腹を割いて懿公の肝臓を入れて死んだという。