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昆明池の大魚(こんめいちのたいぎょ)

中国の伝説に出る。漢の武帝が昆明池(武帝が水戦の演習のために都の長安〈西安〉に造った大池)で大魚を釣ったが、糸が切れて逃げてしまった。すると、その魚は武帝の夢の中に現れて、釣針をのみこんで苦しいから、はずしてほしいと懇願した。その翌日、武帝が昆明池に行ってみると、はたして釣針をのんでいる大魚を発見し、釣針を取り除いて池に放してやった。後に武帝はその報いとして明珠を手に入れたという。