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檀弥羅王(だんみらおう)

北インド罽賓[けいひん]国(カシュミール)の王。『付法蔵因縁伝』巻6によると、付法蔵の第23である師子[しし]尊者は、罽賓国で布教していた時、仏教を弾圧した国王・弥羅掘[みらくつ]によって首を斬られたが、乳が流れるだけで、血が出なかったという。『摩訶止観』巻1では、弥羅掘王を檀弥羅王としている。『景徳伝灯録』巻2によると、師子尊者を斬ったあと、王の右手は地に落ち、7日のうちに王も死んだという。▷師子