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道宣(どうせん)

596年~667年。中国・唐の僧。南山律師[なんざんりっし]ともいう。南山律宗の祖師。律に詳しく、終南山[しゅうなんざん](長安の南方)の豊徳寺[ぶとくじ]に長く住んでいたので、彼の学派を南山律宗と呼ぶ。著書は広範にわたり、『四分律行事抄』などの律の研究書のほか、『大唐内典録』『続高僧伝』などがある。日本に授戒制度をもたらした鑑真は、その孫弟子にあたる。▷『四分律』/『高僧伝』