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三億の金銭(さんおくのきんせん)

『付法蔵因縁伝』巻5によると、馬鳴菩薩が華氏城(パータリプトラ、現在のパトナ)で弘教していたところ、月氏国カニシカ王に攻められた。カニシカ王は和平の条件として身代金を要求したが、華氏城の王は、優れた智慧をもつ馬鳴三億の金銭にあたると言って、馬鳴月氏国に送った。