リンク表示:

同苦(どうく)

苦しみを同じくすること。他者の苦しみを自身の苦しみとして受け入れること。日蓮大聖人「諫暁八幡抄」で、「涅槃経に云く『一切衆生異の苦を受くるは悉く是如来一人の苦なり』等云云、日蓮云く一切衆生の同一苦は悉く是日蓮一人の苦と申すべし」(587㌻)と仰せである。また「御義口伝」には「日蓮が云く一切衆生の異の苦を受くるは悉く是れ日蓮一人の苦なるべし」(758㌻)と仰せである。