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桜梅桃李(おうばいとうり)
サクラ、ウメ、モモ、スモモ。
衆生の多様な生命そのもの、また個々人の個性や使命を譬えたもの。
「御義口伝」には「
桜梅桃李の己己の当体を改めずして
無作三身と開見すれば是れ即ち量の義なり、今日蓮等の類い
南無妙法蓮華経と唱え奉る者は
無作三身の本主なり」(784㌻)と仰せである。すなわち
桜梅桃李といった木々が、それぞれの時に美しい花を咲かせるように、
妙法によって、一切の生命がありのままの姿形を改めることなく、本来ありのままの
仏界の生命を開き現していくことができると教えられている。