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無量義経(むりょうぎきょう)

中国・南北朝時代の斉の曇摩伽陀耶舎[どんまかだやしゃ]訳。1巻。法華経序品第1には、釈尊は「無量義」という名の経典を説いた後、無量義三昧に入ったという記述(法華経75,76㌻)があり、その後、法華経の説法が始まる。中国では、この序品で言及される「無量義」という名の経典が「無量義経」と同一視され、法華経を説くための準備として直前に説かれた経典(開経)と位置づけられた。