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蓮華面経(れんげめんきょう)

中国・隋の那連提耶舎[なれんだいやしゃ]訳。2巻。未来世の仏法の様相を予言した経。最初に僧俗の堕落を説き、次に仏法が罽賓[けいひん]国(カシュミール)に伝えられて興隆することを述べ、さらに蓮華面という名の富蘭那外道[ふらんなげどう]の弟子が未来に国王として生まれ仏鉢[ぶっぱつ](仏が食物を受けるための鉢)を破壊し、仏法が世界から消滅すると説いている。