リンク表示:

老狐(ろうこ)

老いたキツネ。「報恩抄」(293㌻)の冒頭では、キツネは自らが生まれた丘(塚)を忘れず死ぬ時は古巣のある丘の方へ頭を向けるという中国の故事を挙げられて、動物ですら恩を知ることの譬えとされている。