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内薫外護(ないくんげご)

妙楽大師湛然『止観輔行伝弘決』巻4の文に基づく語。あらゆる衆生に内在する仏性・真如が開き現れ生命に薫習して覚りを生じていく力になることを内薫といい、この内薫の力が迷いの衆生を護り助ける働きになることを外護という。御書に「内薫外護と申す大なる大事」(1170㌻)と仰せである。