リンク表示:
九山八海(くせんはっかい)
古代インドの世界観。
須弥山を中心とし
鉄囲山を外囲とした一つの世界の山海の総称。
須弥山を中心として同心円状に七つの金山が取り囲み、一番外側の
鉄囲山が金輪を縁取る。
須弥山から第8の持辺山に至る山と山の間には
功徳水をたたえた七つの海(内海)がある。持辺山と
鉄囲山との間も塩水をたたえた海(鹹水海[かんすいかい])となっており、これを外海という。この鹹水海中に四つの島(
四大洲)、すなわち東方に勝身[しょうしん](弗婆提[ほつばだい])、西方に牛貨[ごけ](瞿耶尼[くやに])、南方に贍部[せんぶ](
閻浮提)、北方に俱盧[くる](鬱単越[うったんのつ])がある。以上の
須弥山・七金山・
鉄囲山の九つの山と、七内海・外海の八つの海を合わせて
九山八海という。▷
須弥山/
鉄囲山/
四大洲/
閻浮提/
金輪・水輪・風輪・空輪