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十界互具の御本尊(じっかいごぐのごほんぞん)

仏教における本尊は、伝統的に仏・菩薩の像であったが、これは、仏・菩薩は衆生とは別次元の存在であることを示しており、衆生は仏・菩薩に依存する立場に置かれている。しかし、法華経に基づく十界互具の法理は、凡夫も仏も同じ人間であり、その違いは十界互具の法理を覚るか否かにあることを明かしている。日蓮大聖人は、十界互具十界具足)の御本尊を顕して、この御本尊を信受することによって、凡夫が自身の仏性を覚知し、そのままの姿で成仏することを教えられている。▷十界互具/御本尊