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大乗(だいじょう)
一般に
大乗仏教という。サンスクリットのマハーヤーナの訳で摩訶衍[まかえん]などと音写し、「大きな優れた乗り物」を意味する。
大乗仏教は、紀元前後から
釈尊の思想の真意を探究し既存の教説を再解釈するなどして制作された
大乗経典に基づき、
利他の
菩薩道を実践し
成仏を目指す。既存の教説を劣ったものとして「
小乗」と下すのに対し、自らを「
大乗」と誇った。近年の研究ではその定義や成立起源の見直しが図られ、既存の部派仏教の教団内から発生したとする説が有力である。▷
小乗