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心如工画師(しんにょくえし)

「心は工[たく]みなる画師の如し」と読む。華厳経(六十華厳)巻10の文。心(一念)が諸法三千)を形づくっているとの理は、あたかも巧みな画師が種々の絵の具を用いて、あらゆる事物を表現するようなものであるとの意。天台大師智顗『摩訶止観』巻5上で一念三千の法門を説明する際、この文を引用している。