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愛染明王(あいぜんみょうおう)

明王の一つ。愛染はサンスクリットのラーガの訳。根本的な煩悩の一つである「貪[とん](愛)」の意。浄化された貪愛を神格化したもの。日蓮大聖人曼荼羅御本尊の向かって左端に、愛染明王を象徴する種子である梵字「吽[うん](フーム)」を書かれている。右端に書かれている不動明王[ふどうみょうおう]が妙法功徳である生死即涅槃を表すのに対して、煩悩即菩提の法門を表すとされる。▷貪/煩悩即菩提