リンク表示:

梵天勧請(ぼんてんかんじょう)

釈尊は覚りを得た当初、自身が覚った真理を説いても、欲望に支配された人々は理解できないだろうから無駄だと考え、そのまま覚りの安楽な世界に安住してしまおうとした。しかし梵天が法を説くよう要請し、これに促されて釈尊は法を説こうと決意した。この梵天の要請を「梵天勧請」という。勧請とはお願いすること。
この梵天勧請の物語は種々の仏伝に説かれ、転法輪[てんぼうりん]の契機と位置づけられている。法華経方便品第2では、釈尊梵天らの勧請を受けて一仏乗の教えを方便によって三乗に分けて説いたと述べられ、法華経の説法は第2の転法輪と位置づけられている(法華経140㌻以下)。▷梵天