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池上兄弟(いけがみきょうだい)

日蓮大聖人の御在世当時、在家の中心的な弟子の兄弟。武蔵国[むさしのくに]池上(東京都大田区池上)に在住していた。兄の名は宗仲[むねなか]といい、弟は宗長[むねなが]と伝承される。大聖人御書で、兄を官職名の右衛門[えもんの](大夫[たいふの])志[さかん]、弟を兵衛志[ひょうえのさかん]と呼ばれている。兄は、大聖人に敵対した良観忍性)を信奉していた父から2度にわたって勘当されて苦境に陥ったが、弟とともに団結して信心を貫き、勘当を許され、ついに父をも入信に導いた。大聖人は最晩年に身延を出られた後、池上邸に立ち寄り、そこに滞在中に入滅された。▷三障四魔