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立宗宣言(りっしゅうせんげん)

建長5年(1253年)4月28日の「午[うま]の時(正午ごろ)」、日蓮大聖人が32歳の時に清澄寺[せいちょうじ]で、末法の人々が信ずるべき成仏の根本法は南無妙法蓮華経であると宣言されたこと(894,1189㌻)。立宗とは宗旨(肝要の教義)を立てることを意味する。この時、念仏宗など諸宗の教義を厳しく批判した大聖人に対し、念仏の強信者であった地頭東条景信[とうじょうかげのぶ]が、危害を加えようとしたが、大聖人はかろうじて難を免れた。その後、大聖人は御入滅まで30年近くにわたり、南無妙法蓮華経を忍難弘通された。▷清澄寺/東条景信