リンク表示:

衆流海に入り薪火を熾んにす(しゅうるうみにいりたきぎひをさかんにす)

天台大師智顗『摩訶止観』巻5上の一節(1448㌻で引用)。「猪[い]の金山[こんぜん]を摺[す]り、衆流の海に入り、薪の火を熾んにし、風の求羅[ぐら]を益すが如くなるのみ」の文から引かれている。法華経の行者が難によって勢い・力が増すという関係を、火と薪、大海と川などの関係に譬えたもの。▷猪の金山を摺り