リンク表示:

観世音菩薩普門品(かんぜおんぼさつふもんぼん)

妙法蓮華経の第25章(法華経622㌻)。観音品普門品と略す。観世音菩薩が、苦難にあってもその力を念じその名をとなえる人を守護することや33の姿(三十三身)を現して衆生教化することを説き、法華経の護持・弘通を勧める。単独で観音経とされ、観音信仰で依拠する経典となっている。また『法華文句記』では、方便品安楽行品如来寿量品観世音菩薩普門品法華経の肝要とされ、四要品として重んじられた。▷観世音菩薩