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鉾に当るの難事(ほこにあたるのなんじ)

「敵陣に正面から立ち向かうような難事」を意味する。鉾は、戦場の最前線にあって攻撃の先鋒を担うものであった。「観心本尊抄」(245㌻)の『法華文句』の引用文中にあり、法華経本門迹門に説かれていることが、ことごとくそれ以前の教えに反しているので難信難解であるということの譬えとして用いられている。