リンク表示:

迹門(しゃくもん)

垂迹の仏の説いた法門の意。法華経1部8巻28品のうち、序品第1より安楽行品第14までの前半14品をいう。この14品は、釈尊久遠実成という本地を明かさず、始成正覚という垂迹の姿で説いたので迹門という。迹門の肝心は方便品第2にあり、諸法実相十如是を明かし、二乗作仏を説いて開三顕一し、また悪人成仏女人成仏を説いて万人成仏の道を明かした。▷本門