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久遠実成(くおんじつじょう)
インドに生まれ今世で
成仏したと説いてきた
釈尊が、実は
五百塵点劫という非常に遠い過去(
久遠)に
成仏していたということ。
法華経如来寿量品第16で説かれる。同品には「我は実に
成仏してより已来、無量無辺百千万億那由他劫なり」(
法華経478㌻)、「我は仏を得て自り来|経たる所の諸の劫数は|無量百千万|億載
阿僧祇なり」(
法華経489㌻)とある。さらに
釈尊は、自らが
久遠の昔から
娑婆世界で多くの
衆生を説法
教化し、
下種結縁してきたことを明かした。
五百塵点劫の
久遠における説法による
下種結縁を
久遠下種という。▷
久遠/
下種/
五百塵点劫