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五百塵点劫(ごひゃくじんてんごう)
「五百千万億那由他
阿僧祇」の「五百」を取って
五百塵点劫という。
法華経如来寿量品第16では、
釈尊の
成道は
五百塵点劫という長遠な過去(
久遠)であり、それ以来、
衆生を説法
教化してきたことが明かされた。
五百塵点劫は、
法華経で次のように説明される(
法華経478㌻)。すなわち、五百千万億那由他
阿僧祇(極めて大きな数)の
三千大千世界の
国土を粉々にすりつぶして
微塵とし、東方に進み五百千万億那由他
阿僧祇の国を過ぎて一塵を落とし、以下同様にしてすべて
微塵を下ろし尽くして、今度は下ろした
国土も下ろさない
国土もことごとく合わせて
微塵にし、その一塵を一劫とする、またそれに過ぎた長遠な時である。▷
久遠実成